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1983年 アルバム Meat The Beat について


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1982年以降しばらくの間、主にTV-CMの音楽に精力を傾けていた ので、そこでは多様なジャンルのサウンドを日々実験的に創っていた。 CM音楽も90年代中盤までは、かなり自由度が高かったので。。 感覚としては、週一曲はTVCM曲を書いていました。 一方、何の制約も無いに等しく、自由に作らせてもらったアルバム、 Meat The Beat (1983)は、今の自分の耳からすれば、 稚拙な部分も多いですが、考え得る全てを詰め込んで完成させた。 記憶が定かではないけれど、足掛け4ヶ月位は、スタジオに通っていた のではないかと、、千駄ヶ谷のサウンド・デザイン・スタジオ CM音楽では、監督さん、プロデューサー氏からの、大ざっぱな指示もあり、 当代一流のプレイヤーの方々と交流し、サポートしていただけた幸運もあり、 やや外側向きの作品として残していけるワケですが、ソロ作品ではその比重は、 限りなくゼロに近く、その分ゴマカシの効かない物だったと言えると思います。 「素」が出てしまっていました。笑 (ウタに関しては、自分の声質/音域などにまだ関心/認識が薄く、 もうちょっと上手く唄えなかったの?とか...注文つけたい!!) そう、プロと言われる人種も、日々進歩しているのです。 New Wave,80's Techno,Beat Music という括り方をされていましたが、 今、多少ですが、客観的になって振り返ると、 New Romantic的であったり、プログレの余韻があったり、 70's アート・ロックの末裔であったり、初期アンビエント的 でもあり、商品としては、?な仕上がりだったかもしれません。 レーベルのARさん、苦労おかけしました、、、(!?)

90年代にも、仕事の傍らで作ったソロ作、 Beyond Nights & Days (1994) というのもありますが、 こちらは、Jazz、R&B寄りな当時の自分の関心をカタチにした ものですが、ゲスト・プレーヤーの演奏以外の「アナログ度」は、 少なくなっていました。Mac での「打ち込み」が前提でしたから。。。 そうるとうる氏の「生ドラム」との合奏?アレンジになっている曲も 多いですが、やはり時代の気分として、ブレイクビーツの流行やら を無視出来るほどの、マニアックさは無いのかも知れません、自分には。 2000年前後の自プロジェクト、:ginette: はエレクトロの あるジャンルを指向していましたが、 最近作では、同じエレクトロでも、よりシンプルな80'sに 回帰している印象もあります。よりポップで、楽なダンス・ ミュージック? も今だからこそ良いのでは? と。 それにしても、元祖ビジュアル系なのでは?という疑惑は 残るのですが .... P.S. アルバム・タイトルの意図したウラの意味、実はスラングです。   誰かが話題にしてくれるまで、もったいぶって、正解は伏せますが、、、   亡くなってしまった、ケーシー(ランキン)氏は、発売当時、   大ウケで、騒いでいました。Golden Eggs で再会した時は、   別人のように、正しい社会人になられていたので、   もう、さすがに話題にしていませんでしたが、、、 P.S.2 某アメリカ西海岸の保守系!?音楽出版社に、売り込みに行った際、   ミーティング時に「ヒソヒソヒソ...☆@」「ヒソヒソ...!?」   という会話が交わされていた事実。 ヒントになるでしょうか?... 〆

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